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まどか南幼稚園ブログ

2023.06.28

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安田式体育遊び

本園では、「安田式体育遊び」という教育メソッドを導入しています。

そして、定期的にその安田式体育遊びを広めているエール株式会社さんから指導員をお呼びし、直接園児に指導していただいたり、それを日常的に施す職員向けの研修を行ってもらいます。

まず、安田式体育遊びについてですが、公式ホームページ上においては、「安田式は、こども達が熱中する遊びで本能を呼び覚まし、生きる力を育む教育法です。」と表記されています。

安田式体育遊びの具体的な内容と特徴として、園児たちは、園庭にある安田式遊具(鉄棒、平均台、うんてい、ジャングル登降棒等)で思いっきり遊びこみながら、身体的な発達とともに、脳も発達させていくということが言われています。「走る」「転がる」「とび跳ねる」「ぶら下がる」「渡る」「登る」という6つの動作を、遊びながら繰り返し行い、全身の機能器官を刺激することで、脳の発達にも良い影響が与えられるということです。

安田式遊具は、移動式で様々な遊びのコースが作れたり、雲梯の幅等にもこだわりがあるため遊びやすかったりと、長年をかけて考えられてきた熱中するための工夫がいっぱい詰め込まれています。

また、子どもたちは遊びの中や、生活の中で、時にバランスをくずして転んだりします。そういうケガや事故から身を守る「安全能力」というものも、全身を巧みに動かす経験を増やすことで身についていきます。

そして、安田式体育遊びでは、仲間で一緒に効率よく、待ち時間少なく楽しめるように工夫することで、ルールを守る力も身につき、コミュニケーション能力も養われていきます。時には、一緒に遊ぶお友だちの頑張りを応援したり、励ましあったりすることもあり、それらは協力共感する社会性を養うことにもつながっていきます。

よく「学ぶ(まなぶ)」を「真似ぶ(まねぶ)」と捉えて考えるという話もありますが、安田式においても、互いを意識して遊びこんだり、できないことにチャレンジする時には、「模倣力」「観察力」が大切であるといわれます。例えば逆上がりとかができないお友だちは、できるお友だちを観察し、まねするところからはじめていこうという話もします。

(指導員来園日の様子)

幼稚園を卒園する頃には、多くの園児が逆上がりができるようになっています。

しかしながら、逆上がりや鉄棒ができなくても人生で困ることはそんなにありません。

逆上がりができるというような技術・能力うんぬんだけではなく、安田式体育遊びでは、遊びこみながら、更なるレベルの高い動きができるように向上心を持てたり、今できないことにチャレンジしようとする意欲や粘り強さ、そして対応力等を園児が身につけられることを大切にしています。職員もそういう意識を忘れずに取り組んでいきたいです。


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